多拠点生活者が見つけた “つながり”(山下さん)

今回ご紹介するのは、御宿で教育活動などを実施されている山下さんです! 御宿での生活の参考にして頂くべく、御宿に関わる多様な『人』をご紹介していきます。 


こんにちは。 山下大地です。

僕は神奈川県出身で学生時代〜就職するくらいまでを横浜で過ごしました。

最初は一般的なサラリーマンとして働いていましたが、自分に合った生き方を模索する中で、料理人やフリーランスなどさまざまな働き方を経験しました。

今は自らの時間や労働力を切り売りするのをやめて、不労所得のみで生活しています。いわゆる FIRE (*)という生き方をしています。

 (*) FIREとは、Financial Independence, Retire Earlyを略した造語で、資産運用などで経済的な自立をし、早期にリタイアするという新しいライフスタイルのことです。

働いていないので普段なにをしているかというと、自分や周囲の人たちにとって「価値がある」と思えることに取り組んだり、その様な人の活動に関わったりしています。

平たく言うと毎日遊んで暮らしています。

こう言うとよく勘違いされるのが「遊びが仕事になっているんでしょ」と思われる事です。

でも実際にそんなことはなく、釣りに行ったりスノーボードしたり、生産性の全くない生活をしています。

そんな生き方をしている人が居てもいいでしょう。


働くのをやめたタイミングで、特定の場所に住む意味が無くなりました。

働いていると職場に通える範囲に居る必要があったりします。

フリーランスだった時も、落ち着いて作業できる時間や場所を確保するのに、結局は定住している方が都合が良かったりします。

しかし、FIRE(*)を達成したことで、こうした「しがらみ」から解放されました。

元々、自然が好きな性格で田舎に友人も多かったので、そういった場所で過ごす時間が長くなっていきました。

複数の拠点を持つ生活スタイルが自然と定着していました。

今は主に神奈川県の横浜、新潟県の越後湯沢、千葉県の御宿で拠点を持って生活しています。


御宿駅の目の前にあった空き物件を購入し、そこを拠点に活動しています。

その空き物件でフリーマーケットなどのイベントを開催したり、建物を解体した後は広場として活用しています。

今後はジビエの解体場などを建築して運用するつもりです。

また 『 外房えでゅらぼ 』 という団体を作り、ITや金融などの知識を共有する活動も行っています。

【参考リンク:外房えでゅらぼ】 https://www.sb-edulab.org/


僕は “地元” とか “帰る場所” といった感覚が全くありませんでした。

なので今の生活の方がとても自然に感じます。

一番良かったことは、友達がたくさんできることです。

拠点を持って活動しているからこその、深い付き合いの友達が各地にできたと思います。

その友達と一緒に別の拠点に遊びに行ったりすることで、新しい人間関係が生まれることもあります。

人とのつながりが広がり、世界が広がっていくような感覚を味わっています。

今の生活はとても豊かで満足しています。