移住生活の参考にして頂くべく、御宿に関わる多様な『人』をご紹介していきます。今回ご紹介するのは、井上 祥子さんです!
− 自己紹介をお願いします。
こんにちは!しょうこです。 私は生まれてから高校卒業まで御宿で育ち、その後、大学進学を機に上京しました。人生の半分を御宿で、もう半分を東京と海外で過ごしてきました。 2021年から私と夫は3年間二拠点生活をし、その後、私だけ完全移住して御宿町民になりました。現在 空き家を改修して住んでいます。昨年 出産し、御宿の自然の中で皆んなに助けられながら楽しく子育てしています。
− どのようなきっかけで二拠点生活を始めたのですか?
実家に戻るたびに、「10年後、20年後の岩和田・御宿はどうなっているのだろうか。」という思いが頭をかすめました。御宿町は現在、高齢者が千葉県内で最も多い町です。私が子供の頃に賑やかだった町が、今ではシニアタウンになりつつあります。通っていた小学校や保育園が廃校・廃園となり、空き家が目立つようになりました。 現状から想像できる故郷の将来は、暗いものばかりでした。そこで私は、「他人事のように眺めているのは止めて、きちんと向き合おう。」と決心しました。
私はこれまで建築と英語の勉強をしてきて、国内外で建設のプロジェクトマネジメントの仕事をしてきました。国際交流や交流拠点の運営にも力を入れてきました。また地方活性化の分野に知見や実績を持つ方々とのネットワークもあります。
もう一度、町の人達の輪の中に溶け込んで、一緒に町の明るい未来をクリエイトしていけたらと思っています。
− 御宿ではどんな活動をされているのでしょうか?
芝浦工業大学 建築学部 建築学科の岡野准教授のゼミと協力し、御宿の地域活性につながる提案・取り組みを2021年から実施してもらっています。これまでに岩和田の街歩き・住民インタビューなどのリサーチをして頂き、それらを踏まえた提案を発表会という場をもうけて過去2回発表してもらっています。
その他には、菜園サークルの立ち上げやビーチヨガなどのイベントも実施しました。 また岩和田保育園跡地を借りて、地域内外の交流拠点を計画中です。早ければ2025年夏にオープンするので、楽しみにしていてください。
− 2拠点生活を実際におこなって、いかがでしたか?
心身ともにリフレッシュできることを実感しました。都会での忙しい日常から離れ、御宿の自然や地元の人々との交流を楽しむことで、生活に新たな活力を得ています。 特にヨガやビーチクリーン、畑作業などの活動が心地よいリズムを生み出しており、自然と共に生きることで得られる豊かな時間を大切にしています。
また御宿の新鮮で美味しい海産物は、二拠点生活の大きな楽しみの一つです。特にアワビ、サザエ、伊勢エビ、キンメダイなど、地元の海の幸は絶品です。これらの食材を使った料理を楽しむことができ、家族ともども大満足です。
詳細な活動内容等は、しょうこさんのブログ『 御宿で海暮らし 』をご参照ください!
しょうこさんは二拠点生活の後、完全移住をされたとのことです。
この度は、 記事掲載にご協力いただき、誠に有難うございます。