今回ご紹介するのは、自然の中での子育てと、地域との関わりを楽しみながら暮らしている『 岡田直香さん 』にお話を伺いました。
環境NGOでの勤務経験を活かしながら様々な活動を行なっている岡田さんに御宿での暮らし等を語って頂きました。
− 自己紹介をお願いします
私の実家は横浜で寿司店を営んでいて、子どもの頃からたくさんの大人と関わりながら育ちました。多種多様なお客さんと接するなかで、さまざまな考え方に触れる経験ができました。

成長するにつれ、国際協力や環境問題に関心を持つようになり転職して環境系のNGOに勤めたこともありました。
− どのようなきっかけで御宿に移住したのでしょうか?
実は御宿に移住する前に、海の目の前にあるマンションを借りて2年ほど暮らしていました。当時は都心と御宿を行き来する二拠点生活でしたが、サーフィンをしたり、自然の中で過ごす時間を大切にしていました。
その後、一度は都心に戻ったのですが、SNSを通じて知った『 自然あそび*コロボックル 』という、自主保育や自然体験を通じて子どもと大人が一緒に遊ぶ活動に参加するようになりました。活動では、御宿や勝浦の海や川で遊んだり、草木染め、味噌や醤油作り、田んぼや畑仕事などを楽しんでいました。

ちなみにコロボックル(またはコロポックル)とは、アイヌの言葉で「ふきの葉の下に住む小人」という意味です。
コロボックルは、アマガエルの服を着て人間に見つからないように暮らし、四季折々の自然の中で遊ぶ姿が、自然に溶け込んで生きるイメージと重なり、サークル名にされたそうです。
【自然あそび*コロボックル】https://www.facebook.com/Sizenasobi
この活動を通じて、御宿・勝浦・大原などに住む仲間ができ、長男が幼稚園に入るタイミングで、「やはり自然豊かな環境で子育てがしたい」と強く思うようになり、御宿への移住を決めました。
− 実際に御宿に移住してみていかがですか?
のどかで穏やかな御宿の暮らしに、とても満足しています。海も山も近く、日常の中で自然を感じられるこの環境は、子どもにとっても自分にとっても、本当に豊かだと感じています。
私自身、幼少期に寿司店で、たくさんの大人たちに囲まれて育ったこともあり、御宿はコンパクトな町だからこそ、人とのつながりも密で、今地域のさまざまな世代の方々と関わりながら子育てができていることをうれしく思っています。

また、環境NGOでの経験を活かして、御宿でも子ども服のリサイクル交換会、環境活動家を招いたイベントの企画や映画『夢見る小学校』の自主上映会を公民館で開催するなどの活動もしてきました。
せっけんのワークショップを開催したこともあり、ワークショップの開催から2年後には、廃食油リサイクルせっけんが公共施設に設置されるようになりました。このリサイクルせっけんは、もっと広まってほしいなと感じています。

詳細: https://www.town.onjuku.chiba.jp/sub1/6/19.html
これからも、自然の中で学び合い、支え合えるようなコミュニティづくりに関わっていきたいと思っています。
